インターネットでは、経費はクレジットカードで支払うことが多くなります。
想像してみてください。
広告費、出店維持費用、インターネット接続料などの経費が、ネットショップでの利益を超えたしまったところを。
こうなると、自分のおこづかいを口座に入金して、クレジットカードからの引き落としに間に合わせるしかありません。これは多くのネットショップが何度も体験していることなのです(私もそうでした)。
私の知人で、サラリーマンをしながら、副業でネットショップを運営していた人がいました。副業でやっている段階ではとても順調でした。
あるときに、ネットショップだけで生活ができそうだという目算が立ったため、会社をやめてしまいました。そして退職金を事業の運営資金としたのです。
ここに落とし穴がありました。退職金を使ってデザイナーに依頼し、かっこいいネットショップを作ってしまったのです。彼の転落が始まった瞬間でした。
翌月からは売り上げが30%減。2ヵ月後には約半分に。3ヶ月後には、異常な忙しさでショップ運営に追われ、半年後にはまたサラリーマンに戻ってしまいました。
また、こんな人もいました。
この方は健康食品を扱うネットショップを開設しようと私に相談を持ちかけました。私はネットショップ運営の基礎的なお話をしました。
しかしその翌日、なんと日本最大級のショッピングモール「楽天」に出店してしまったのです。確かにショッピングモールへの出店については助言しませんでしたが、まさかそのような選択をしてしまうとは思いませんでした。
彼はいまでも、毎月高額な出店維持費用を払うために、電卓とにらめっこをしています。
それから、アクセス数と売り上げが比例すると思い込んでいたあるショップは、検索エンジンで上位表示させるために、SEO対策費として個人にしては巨額である、100万円以上もの費用をかけて業者に依頼してしまったのです。
一時期は売り上げが上がりました。しかし恐ろしいことがおきました。なんとYahooの検索結果表示の仕組みが変わってしまったのです。
それによって、昨日まで1ページ目の第1位で表示されていたのが、現在では3ページ目に表示されています。今までかけたSEO対策費はまったくの無駄になってしまいました。
正直いって、もう彼らのような状態になっては手遅れになりかねないのです。
それにしても、いったいどうして彼らのような失敗を繰り返しているネットショップが多いのでしょうか?
それは、誤った常識を妄信してしまっているからなのです。
ネットショップでの失敗事例はあとを絶ちません。少ない資金を使って、絶対に儲かると信じていたネットショップで、ビジネスの生命線ともいえる資金が尽きてしまっては手遅れになります。それどころか、赤字を背負うことにだってなりかねないのです。